反転授業のちょい悩み

先日、教育ITソリューションEXPOに行ってきました。
一昨年前の出展時の緊張を思い出します。
最近はAI活用や遠隔授業など、技術面でもだいぶ多くのことが実現できるようになってきました。

反転授業に特化したところは少なかったですが、
反転授業を前面に出して出展されていた、すららネットさんの担当の方とは少し話が盛り上がり、嬉しかったです♪

さて、近年ずっと反転授業をやっていてぶつかる現実として、
出講している予備校で、「生徒が数学ばかりやっている」と言われます。
反転授業をやり始めた当時から声が上がったことはありました。

反転授業は(反転個別指導は顕著)、生徒の自発的な勉強意欲がそのまま授業進度に影響します。
最初の初期設定がきちんと為されれば、生徒が自発的にどんどん進めてくるため、数学の勉強はこの上なくはかどります。
最近数学辛いけど楽しい!という声がガンガンあがってきます。

そのため、数学に時間をかけすぎて他の教科に手が回らなかったり、睡眠時間が確保できなかったりする生徒が増えます。
(しっかりことわっておきますが、強要しているわけでもなんでもなく、前向きな自発的な努力で生徒がやる気を形にしています)

出講している予備校(現在5予備校に出講)の対応はさまざまです。
「数学ばかりやる。岩崎先生が悪いんではない。他の教科も数学ぐらいやらせるため努力する。」
という、ガシガシ系の予備校もあれば、
「課題の量を減らしてほしい」「この生徒は無理させないでほしい」
という、面倒見がよすぎる(?)ところもあります。

少し前では、「あんなに無理して勉強したら心配」という親御さんからの発信を受けたことはありますが、
予備校がそこまで徹底して生活管理をする時代。
ご家庭から信頼される、いまの一つの形なのだとも思います。。

結局落としどころはどこなのか?
私は「無理をしてでも生徒がやりたいならやらせる」のが好きです。
だって、イキイキしてますから。「数学つらい」とか口で言いながら、ものすごく前向きに、
「次の単元を先に動画予習していいですか?」とか、
「一つ上の教材に早くいきたいから今の教材を超短期間で終わらせる!」とか
生徒側からの前向きな発言を聞けばなおさらです。
この「熱さ」が合格を生みます。

彼らは、これまでの自分を超える決意をして挑んでいます。

もちろん、他教科を含めて「抜けが無い」ことを目指す以上、全教科バランスよくやるのを望んでいます。
生徒だって、初期設定の段階で「苦手科目があったら落ちる」ことを理解しているはず。

現実の物理的な時間もありますから、私の方からも生徒と直接、他の教科の時間確保については話していきたいと思っています。

最初に「合格る(うかる)」ために必要なことを生徒に初期設定すれば、生徒は自分から動く。
こちらは、一人一人違う能力と進度に適宜対応しながら愛を持って対応する。
「数学ばかりやる」そんな熱い生徒に囲まれて過ごす幸せな反転授業の「のろけ」のような悩みでした。

できたら同じ悩みを持つ反転授業経験者の方と情報共有したいです。

 

 

 

岩ちゃんのえんぷり https://www.enpuri.jp/

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